家族旅行、林間学校、修学旅行と着実に時間が進んでいた。 そして、最後。高校の入学式。 そこに、ある紙が挟まっていた。 【紘一へ】 その文字に目頭が熱くなった。 なぜならそれは、"瑠璃の字"だったから。 中をそっと覗くと、1つの文があった。 早速、文を見た。