45年前。
僕たちは、25歳。
直弥と、琉夏(るか)
僕たちは、いつも一緒だった。
大学で僕たちは、琉夏の友達、世良愛(せらまな)によって出逢った。
そう、僕ー、紘一と瑠璃と唯は前世から関係があった。
ある日、19××年の事だった。
僕たちは、不運な電車事故に巻き込まれた。
3人とも、即死だった。



天国か地獄かのときに、"神様"からあることを言われた。
"あなた達は、3人とも前世の記憶を保持したまま、一緒に生まれ変わりますか?"と。
僕たちは、即答した。「はい」と。


そして、僕らは生まれ変わった。
僕、与野紘一。
琉夏、小野山瑠璃。
世良愛、眞鍋唯。
こうして、僕らは幼なじみとして過ごしてきた。
僕らは、前世の記憶の事を話に出さなかった。
みんな、神様との記憶は消されていて嫌われるかもしれないと考えた末の決断だったのだろう。



そんな中、僕が最初に死んだ。
瑠璃と唯は、僕が死んで初めて前世の記憶を話したらしい。
僕は、欠けていた。
でも、また神様のおかげでこの世に生まれ変わった。
それだけでも、感謝したい。