ひと夏に、線香花火みたいな恋をした。

青春・恋愛

矢田川いつき/著
ひと夏に、線香花火みたいな恋をした。
作品番号
1725722
最終更新
2024/06/08
総文字数
6,785
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
14
ランクイン履歴

総合12位(2024/06/08)

青春・恋愛6位(2024/06/07)

ランクイン履歴

総合12位(2024/06/08)

青春・恋愛6位(2024/06/07)

私はきっと、このひと夏の夜を忘れない。


※6/8、改稿しました!
あらすじ
高校生だった“私"は、あるひと夏の夜に忘れられない恋をした。
それは、友達と夏祭りに来ていた日。
名前も知らない“彼”は、友達とはぐれて落ち込む“私"を気遣い、励ましてくれた。

「俯いててもさ、笑ってたほうが気分は上向くだろってこと。そっちのほうが、ずっといいよ」

それは一時間にも満たない、線香花火みたいな恋だった。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

感想ノート、失礼します。
偶然出会った彼との、線香花火が終わるまでの僅かな時間。
たった数分でも、それは何年も忘れられない大切な時間で。
どれだけ同じ時を過ごしたのかではなく、どんな時を過ごしたのかが大切なんだと感じました。
そしてロマンチックな展開が待っているのかと思えば、なんて切ない再会なんでしょう……
彼がハンカチを見たときになにを感じたのか、妄想が膨らんでしまいます。
この先、二人が再会して言葉を交わすことはないのかもしれない。
でもきっと、あの夜はお互いに忘れられない一瞬になっているのだろうと思いました。
素敵な物語を、ありがとうございました!

2024/06/23 20:48

拝読しました!
もう忘れかけていたあの頃にしか経験できない甘酸っぱい一時。
「今日だけ」と縛りが着くことによって一層の儚さを感じました。
そして、ラストの時を超えて想いを手放すシーンではグッとくるものがありました。

素敵なお話をありがとうございます!!

くじらさん
2024/06/10 16:46

お疲れ様です。
僭越ながら感想を残させて頂きます。

迷子の2人が出会い、ひと夏の短い時間を共有する、儚く一瞬で過ぎる青春時代を表しているようで、とても楽しめました。

彼の言葉の心理は、考察しがいがありそうですが、
彼もまた、彼女と同じように、短い青春に、嫌われて、寂しさと、少しの疎外感みたいなものを感じとり、似た者同士が惹かれ合ったのかなと、感じました。

それでも、夏祭りの見せる幻想か、小さな恋を芽生えさせてしまう主人公と、日常に戻っていく彼との、離れた距離感が、どうしようもなく切なく、そんな切ない青春の焦燥が、伝わり、懐かしくも感じました。

素敵なお時間をありがとうございました!🍅

2024/06/06 13:36

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