私は、周りとずっと違っていた。
いや、ずっとでは無いのかもしれない。
少しずつ少しずつ変化していって今の自分がいる。

私は、運動も、音楽も、勉強も、もちろん学校生活も大好きだった。自慢では無いけれど、運動だって勉強だって人並み以上に努力はしていたし結果も出していた。

けれど、内面は違った。
私は小さい時からよく周りの顔色を見て判断し、自分の意思はなく極端に人見知りをした。

相手が不満を持たないような言動を心がけて生活をしていた。
それが私にとって1番楽な生き方だと思っていたから。

相手に不快な思いをさせなければ怒られることもない。
謝ることも、喧嘩をすることもなく平穏に暮らせるので苦など1ミリも思わず当たり前のようにやっていた。

今思えば、それがもう既に周りとは違っていたと思う。