拝啓、鬼の旦那様 離婚を申し出たのに、愛されています

紫雨は微笑むと、千世の目の前で離縁状を破り捨てた。


千世は、紙くずとなってヒラヒラと落ちる離縁状の行方は追わなかった。

その瞳は、まっすぐに紫雨を見つめていた。