- ランクイン履歴
-
現代ファンタジー6位(2024/01/27)
ファンタジー44位(2024/02/01)
- 作品番号
- 1715754
- 最終更新
- 2024/01/20
- 総文字数
-
5,568
- ページ数
-
1ページ
- ステータス
-
完結
- いいね数
- 1
- ランクイン履歴
-
現代ファンタジー6位(2024/01/27)
ファンタジー44位(2024/02/01)
男は人生においての手品《マジック》を、そっと僕に教えてくれた。
- あらすじ
五歳の男の子のロイは、深夜にある男に出会う。
男は言う。
『わたしは月夜の手品師だと』
果たして男の正体とは。
この作品のレビュー
ネタバレ
大人への階段
この物語での“手品師”
その正体を知っても、すぐには飲み込めなかった。
一体、なにを表しているのだろう。
読み終えて、ずっと考えた。
この物語の主人公は五歳の少年。
嫌なことがあったら素直に言ってしまうような年齢だろう。
それを抱えて、どうしようもなくなったときに出会ったのが、“手品師”
彼が消してくれたのは、少年が抱える、心の暗い感情。
そして気付いた。
少年は、その暗い感情との付き合い方を知ったのではないか、と。
素直に嫌だと言わず、自分の中で処理をする。
それはもう、大人に近付いたとも言えるのではないかと思った。
子供だってなにかを抱えていて、自分で成長できる。
折り合いをつけることができる。
子供の可能性を感じられる物語だと思った。
2024/02/21 11:23
この作品の感想ノート
まるで手品を見たような驚きと不思議に溢れる物語でした。面白かったです。
五歳という純真ゆえに真っ直ぐな気持ちには、心に響くものがありました。
男の正体も含めたラストも予想外でした。
素敵な物語をありがとうございました。
2024/02/03 02:19
この作品のひとこと感想
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