月夜の手品師

ランクイン履歴

現代ファンタジー5位(2025/08/29)

ファンタジー42位(2025/09/10)

現代ファンタジー

月夜の手品師
作品番号
1715754
最終更新
2024/01/20
総文字数
5,568
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
6
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現代ファンタジー5位(2025/08/29)

ファンタジー42位(2025/09/10)


 男は人生においての手品《マジック》を、そっと僕に教えてくれた。
あらすじ

 五歳の男の子のロイは、深夜にある男に出会う。
 男は言う。
 『わたしは月夜の手品師だと』
 果たして男の正体とは。 

この作品のレビュー

★★★★★
投稿者:碓氷澪夜さん
ネタバレ
大人への階段
レビューを見る

この物語での“手品師”
その正体を知っても、すぐには飲み込めなかった。
一体、なにを表しているのだろう。
読み終えて、ずっと考えた。
この物語の主人公は五歳の少年。
嫌なことがあったら素直に言ってしまうような年齢だろう。
それを抱えて、どうしようもなくなったときに出会ったのが、“手品師”
彼が消してくれたのは、少年が抱える、心の暗い感情。
そして気付いた。
少年は、その暗い感情との付き合い方を知ったのではないか、と。
素直に嫌だと言わず、自分の中で処理をする。
それはもう、大人に近付いたとも言えるのではないかと思った。
子供だってなにかを抱えていて、自分で成長できる。
折り合いをつけることができる。
子供の可能性を感じられる物語だと思った。

2024/02/21 11:23

この作品の感想ノート

まるで手品を見たような驚きと不思議に溢れる物語でした。面白かったです。
五歳という純真ゆえに真っ直ぐな気持ちには、心に響くものがありました。
男の正体も含めたラストも予想外でした。
素敵な物語をありがとうございました。

2024/02/03 02:19

この作品のひとこと感想

すべての感想数:1

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