「灯璃ちゃん、LINE教えて!」
部室のドアを開けたら目の前でスマホを持った鮎森先輩がスタンバっていた。
「同じ部活なんだからさ、何かと知らないと不便じゃない!?」
「…いいですよ、全然」
本日2回目の連絡先交換に気持ち的には浮かれていたけど、前のめりな姿勢に圧倒されて一瞬間ができちゃった。ちょっと後ろにのけ反っちゃうぐらいに。
「おっ、ありがと~~~!これから部活の連絡とかLINEですると思うからさ」
スクールバッグに入れていたスマホを取り出して画面を開いた。
学校では2人目の連絡先、先輩では初めての連絡先…
しなのちゃんと鮎森先輩と、追加されたアイコンを見てどうしようかなと迷った。
折原さんには聞けなかったけど、私から聞いてもいいものなのかな、聞いてもいいのかな…
「俺も、教えてくれる?」
じっとスマホの画面とにらめっこしていた私の隣にひょこっと現れた。
背の高い奏くんが首を傾けかがんだから、いつもより距離が近くて。
「俺も灯璃のLINE知りたい」
そ、…奏くんの連絡先ーーーーーーっ!!?
「う、うん…っ」
横を向いたらすぐそこに奏くんがいた。
「喜んでっ!」
おかげで喜びが先行して、居酒屋の掛け声みたいになってしまった。
恥ずかしいほんとに。
やっぱりくすって笑われてしまった。
笑われてばっかな気がする。
でも…
「はい、じゃあこれが俺のLINE」
嬉しい、聞こうか迷っていたのに聞かれたから。
あぁまたドキドキしてる。
胸がいっぱいになる、奏くんの笑った顔を見ると。
部室のドアを開けたら目の前でスマホを持った鮎森先輩がスタンバっていた。
「同じ部活なんだからさ、何かと知らないと不便じゃない!?」
「…いいですよ、全然」
本日2回目の連絡先交換に気持ち的には浮かれていたけど、前のめりな姿勢に圧倒されて一瞬間ができちゃった。ちょっと後ろにのけ反っちゃうぐらいに。
「おっ、ありがと~~~!これから部活の連絡とかLINEですると思うからさ」
スクールバッグに入れていたスマホを取り出して画面を開いた。
学校では2人目の連絡先、先輩では初めての連絡先…
しなのちゃんと鮎森先輩と、追加されたアイコンを見てどうしようかなと迷った。
折原さんには聞けなかったけど、私から聞いてもいいものなのかな、聞いてもいいのかな…
「俺も、教えてくれる?」
じっとスマホの画面とにらめっこしていた私の隣にひょこっと現れた。
背の高い奏くんが首を傾けかがんだから、いつもより距離が近くて。
「俺も灯璃のLINE知りたい」
そ、…奏くんの連絡先ーーーーーーっ!!?
「う、うん…っ」
横を向いたらすぐそこに奏くんがいた。
「喜んでっ!」
おかげで喜びが先行して、居酒屋の掛け声みたいになってしまった。
恥ずかしいほんとに。
やっぱりくすって笑われてしまった。
笑われてばっかな気がする。
でも…
「はい、じゃあこれが俺のLINE」
嬉しい、聞こうか迷っていたのに聞かれたから。
あぁまたドキドキしてる。
胸がいっぱいになる、奏くんの笑った顔を見ると。