ちょっとだけ遠回りをして寄った雑貨屋さん、クリスマスが近いってことで店内もクリスマス仕様に装飾されている。
ツリーもあるしBGMは赤鼻のトナカイでより一層気分が上がった。
あと何より隣には奏くんがいるし。
「みんな何もらったら嬉しいのかな~、1,000円くらいのプレゼントだよね?悩むな~」
入ってすぐのクリスマスコーナーに並べられたオブジェを手に取ってまじまじと見てる。
そんな姿を横目に私はちょっとだけ緊張してた。
「灯璃これどう思う?」
「何それ?」
「雪だるまの何か」
「あ、オーナメント?」
「そう、それ」
ツリーにかけるであろうリボンの部分を持ちながら見せてくれた。真っ赤なバケツを被った雪だるまがウインクしてる。
「可愛いね」
「欲しい?」
「私は…あんまり、使い道ないかも」
「そっか、じゃあやめよう」
すぐにサッと棚に戻した。
可愛いけど、ツリーも出さない我が家は飾るところがないんだ。
「使い道は大事だよね、使わないものもらっても困るもんね。…あ!湿布とかどう?使い道めっちゃある!」
「使い道あり過ぎるのもいらないと思うよ…」
「そっか、難しいね」
…あ、でも!
奏くんからもらえるんだったら何でもいいかも!
なんてあとから思った。
ツリーもあるしBGMは赤鼻のトナカイでより一層気分が上がった。
あと何より隣には奏くんがいるし。
「みんな何もらったら嬉しいのかな~、1,000円くらいのプレゼントだよね?悩むな~」
入ってすぐのクリスマスコーナーに並べられたオブジェを手に取ってまじまじと見てる。
そんな姿を横目に私はちょっとだけ緊張してた。
「灯璃これどう思う?」
「何それ?」
「雪だるまの何か」
「あ、オーナメント?」
「そう、それ」
ツリーにかけるであろうリボンの部分を持ちながら見せてくれた。真っ赤なバケツを被った雪だるまがウインクしてる。
「可愛いね」
「欲しい?」
「私は…あんまり、使い道ないかも」
「そっか、じゃあやめよう」
すぐにサッと棚に戻した。
可愛いけど、ツリーも出さない我が家は飾るところがないんだ。
「使い道は大事だよね、使わないものもらっても困るもんね。…あ!湿布とかどう?使い道めっちゃある!」
「使い道あり過ぎるのもいらないと思うよ…」
「そっか、難しいね」
…あ、でも!
奏くんからもらえるんだったら何でもいいかも!
なんてあとから思った。