「あ、藍いた!」
文化祭ステージがそろそろ始まる時間、ビデオの準備をしていると制服に着替えたしなのがやって来た。
「しなのも見に来たんだ?」
「うん!ともりんが歌うとこ見たいし!」
店番担当が終わって私も制服に着替えスタンバイしていた。
「そっか、軽音部トップバッターだしね」
体育館の一番後ろに三脚を立ててその上に手で持てるタイプのビデオカメラを設置した。
前回はスマホで録画してたけど、手ブレはあるし前の人の頭で上手く撮れないこともあって…今回は備品の申請にビデオカメラも追加した。もちろん、撮影許可だって取った。
始まるまであと10分ぐらい、カメラの最終確認でもしておこう。
「今日気合い入ってない?」
「一応、大会とかないから文化祭が1番のイベントかなって思うし、そしたら残る映像はいい方がいいよね」
「気合い入りまくりじゃん」
順番に、まずカメラレンズの蓋は外した。
録音ボタンはここで…ピントもOK、ズームはもう少し近寄ってもいいかな。
「今日新曲歌うんでしょ?結構話題持ち切りだよ、始業式ん時のよかったからね~」
「それはよかった、始業式の時は必然的にその場にいるから聞いてもらえるけど今日は有志だからお客さんが全然いないってことも想定してたから」
でもそんな心配をよそに体育館はいっぱいだった。
たくさんの生徒が集まってくれて、見に来てくれてる。
それは嬉しい、私としても。
「すごかったからね、あの時のともりん!」
「それ以来しなの夢中だもね」
「だってカッコいいじゃん!一気にファンになっちゃったもん!」
開いた液晶モニターを見ながらステージの上を確認する。ここに合わせておけば、3人が現れた時ちょうど納まる…よね。
文化祭ステージがそろそろ始まる時間、ビデオの準備をしていると制服に着替えたしなのがやって来た。
「しなのも見に来たんだ?」
「うん!ともりんが歌うとこ見たいし!」
店番担当が終わって私も制服に着替えスタンバイしていた。
「そっか、軽音部トップバッターだしね」
体育館の一番後ろに三脚を立ててその上に手で持てるタイプのビデオカメラを設置した。
前回はスマホで録画してたけど、手ブレはあるし前の人の頭で上手く撮れないこともあって…今回は備品の申請にビデオカメラも追加した。もちろん、撮影許可だって取った。
始まるまであと10分ぐらい、カメラの最終確認でもしておこう。
「今日気合い入ってない?」
「一応、大会とかないから文化祭が1番のイベントかなって思うし、そしたら残る映像はいい方がいいよね」
「気合い入りまくりじゃん」
順番に、まずカメラレンズの蓋は外した。
録音ボタンはここで…ピントもOK、ズームはもう少し近寄ってもいいかな。
「今日新曲歌うんでしょ?結構話題持ち切りだよ、始業式ん時のよかったからね~」
「それはよかった、始業式の時は必然的にその場にいるから聞いてもらえるけど今日は有志だからお客さんが全然いないってことも想定してたから」
でもそんな心配をよそに体育館はいっぱいだった。
たくさんの生徒が集まってくれて、見に来てくれてる。
それは嬉しい、私としても。
「すごかったからね、あの時のともりん!」
「それ以来しなの夢中だもね」
「だってカッコいいじゃん!一気にファンになっちゃったもん!」
開いた液晶モニターを見ながらステージの上を確認する。ここに合わせておけば、3人が現れた時ちょうど納まる…よね。