余命2週間の僕と余命1週間の君

青春・恋愛

風雪ネル/著
余命2週間の僕と余命1週間の君
作品番号
1710468
最終更新
2024/02/17
総文字数
21,869
ページ数
7ページ
ステータス
完結
いいね数
4
あらすじ
二人揃って余命を宣告されてしまった花音采音と鈴宮晴慈。
幼い頃から病院で知り合った彼らは『最期の旅』の決行する。
旅の終わり、采音に貰ったアルバムの写真の裏に何かあることに気づき………

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この作品の感想ノート

晴慈と采音の、短いけれどとても特別な1週間。
2人の旅の始まりは、事情を読み取った者としては、切なさの始まりかと思ったのですが、彼らの楽しむ姿を見ているうちに、ただ楽しい、憧れた時間を過ごしているだけなのだと感じました。
残された時間を、精一杯生きている2人が、日常を浪費している同世代の人たちを眺め、羨ましく感じているシーンには、胸を締め付けられました。
それでも自分たちらしく、今を生きていて、彼らにもっと時間を、と願わずにはいられませんでした。
そしてこの物語の中で描かれる“椿”が、考え方を踏まえ、とても印象的でした。無駄だとわかっていても、晴慈が願掛けをしていくところも。
2人の別れの瞬間は切なく、采音の最期の言葉に、涙が浮かんでいました。
とても素敵な物語を、ありがとうございました!

2024/03/18 16:58

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