余命2週間の僕と余命1週間の君

青春・恋愛

風雪ネル/著
余命2週間の僕と余命1週間の君
作品番号
1710468
最終更新
2024/10/25
総文字数
22,425
ページ数
7ページ
ステータス
完結
いいね数
11
あらすじ
二人揃って余命を宣告されてしまった花音采音と鈴宮晴慈。
幼い頃から病院で知り合った彼らは『最期の旅』を決行する。
旅の終わり、采音に貰ったアルバムの写真の裏に何かあることに気づき………

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この作品の感想ノート

ピックアップおめでとうございます❀
まず、余命1週間×余命2週間という設定が面白いなと思いました。最後まで懸命に生きる2人の姿に勇気をもらえました。境遇が似ているからこそ、相手の触れてほしくない部分も似ていて、分かり合うことができることって確かにあるなぁと読んでいて納得しました。
大変な境遇の中で必死に生きている2人の姿から、私自身が今生きていることのありがたさを改めて実感しました。私も生きている中で自分が生きる意味を見つけたいと思えました。
病気を通して出会い、お互いがかけがえのない存在となった2人の関係がとても綺麗に描かれていました。
短編だと思えないような、映画を観ているような感覚になる物語でした。素敵な物語をありがとうございました❁

桜兎さん
2024/11/08 23:58

晴慈と采音の、短いけれどとても特別な1週間。
2人の旅の始まりは、事情を読み取った者としては、切なさの始まりかと思ったのですが、彼らの楽しむ姿を見ているうちに、ただ楽しい、憧れた時間を過ごしているだけなのだと感じました。
残された時間を、精一杯生きている2人が、日常を浪費している同世代の人たちを眺め、羨ましく感じているシーンには、胸を締め付けられました。
それでも自分たちらしく、今を生きていて、彼らにもっと時間を、と願わずにはいられませんでした。
そしてこの物語の中で描かれる“椿”が、考え方を踏まえ、とても印象的でした。無駄だとわかっていても、晴慈が願掛けをしていくところも。
2人の別れの瞬間は切なく、采音の最期の言葉に、涙が浮かんでいました。
とても素敵な物語を、ありがとうございました!

2024/03/18 16:58

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