「うわっ、ずりぃ! 俺達も駅弁買えばよかった!」 「俺も駅弁食いてぇ!!」 「お前らが昼はマックがいいって言ったんじゃん」 「そうだけどさぁ〜!」 やがて私たちの降りる駅が次の停車駅であることを知らせるアナウンスが流れた。 文句言ってないで片付ける、と嘉正くんに促され二人は渋々手を動かし始めた。