「笑ったりしないよ。ただ巫寿ちゃんの力になれたらなって」
「そうだぞ! 裾踏んですっ転んだら笑っちまうかもしれねぇけど、真剣な奴のことは絶対笑わねぇ!」
二人の言葉には絶対に偽りなんかないと分かる。
チーム出仕の皆は、本当に優しくて頼りになることを知っている。
そこまで言われてしまうと、ただ「自信がなくて恥ずかしいから」という理由で隠した今の私の方がもっと恥ずかしい。
覚悟を決めて息を吐いた。物凄くゆっくりスマホを差し出すと「出し渋んなぁ」と笑われた。
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