サポーターとか買っといた方がいいのかな、とネット通販で「腰 サポーター」と少しだけ調べて結局買っていない。

衣装を合わせてみると袖が少しほつれていたので、後で千江さんに頼まなきゃいけないななんて考えながら綺麗に畳み直す。

そして、しばらく椅子に座ってお多福の面を磨いていると今度は下の階から「巫寿上いるー!? いるならちょっと手伝って!」と嘉正くんの悲鳴混じりの声が聞こえた。

はーい、と返事をして面を箱にしまうとパタパタと階段を降りた。