- 作品番号
- 1710353
- 最終更新
- 2023/11/29
- 総文字数
- 9,998
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 161
- ランクイン履歴
-
総合15位(2023/11/21)
青春・恋愛5位(2023/11/18)
- あらすじ
- 今すぐ、君に会いたい。
僕は浮ついた心で、跳ねるように地面を蹴った。
さっき受け取ったばかりの花束が崩れないように、それだけは大事に抱えている。
すれ違うタクシーも、そんな僕の姿に期待の目を向けるが、応える余裕なんてない。
僕はこれから、初めての告白をする。
月夜の下で笑う君に、恋に落ちた。
僕の物語。
この作品のレビュー
この作品の感想ノート
表現が終始とても丁寧で綺麗だな、と感じました。特にこのお話には『月』というものがいろんな形で出てくるから、
ーー僕は口元で三日月の形を作った
とか。。こういった表現をすることで、作品に深みが増して、それが何より幻想的に2人の紡いだ想い出を素敵に儚くしてくれているんだなと感じました。りた。さんの言葉選び…やはり素敵です。
”タイトル”も全てがここに繋がってるんだな、と御影くんと近衛さんの月夜に照らされた切なく淡い恋を思い出してしまいます…。
『幻想的』で『感動』
……そして、暖かい気持ちになれるそんな素敵なお話でした。ありがとうございました。これからも応援しています。
失礼致します!
僭越ながらレビューさせて頂きます!✨
月夜の逢瀬。月明かりだけの薄暗い夜の闇故に、曝け出す小さな本音。
キャンバスに描かれた近衛さんの姿は、どんな月よりも繊細で、美しく、自由に描かれていたと思います。
淡い恋の中で、紡いだ言葉や会話は、近衛さんにとっても、御影にとっても、色褪せなく、刻まれていて、近衛さんが居た事を、御影が証明している、そんな綺麗な関係性だと思います。
近衛さんがどんな想いで、最期の恋に踏み出したのか、そして恋が恋のままで、有終の美を飾ったように感じました。
きっと、御影のこれからに、また新しい出会いもあるでしょう。新しい恋もするでしょう。それでも、その出会いも恋も、御影の形を作る一端は、間違いなく近衛さんの存在。
その延長線上の出会いと恋に、僅かながらも、それでも色濃く、近衛さんの心の置き場があると思います。
御影の描いた絵は、近衛さんが居て完成したもの。
近衛さんの描いた小説は、御影と再会して完成したもの。
唯一無二で、ニコイチの作品が、2人の恋の証のように感じます。
とても心に残る、そしてこれからの私自身の実になるような素敵な物語でした!✨
これからも、ご無理のない範囲で、素敵な物語を綴っていってくださいね!(о´∀`о)
このレビューの返信はご不要です!
素敵なお時間をありがとうございました!🍅
とても素敵なお話でした。
月夜に2人が出会う、という設定が神秘的であり好感を持てました。また、2人が毎晩交わす会話も自然で、夜に出会う姿が脳裏に浮かび上がります。
この小説と作中の小説が一致するところに感動しました。
主人公の後悔は悔やみきれないものですが、ラストは清々しく終われたと思います。
素敵な物語を紹介して下さり、ありがとうございました☺️
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