絵を描く“僕”と、物語を描く彼女。
夜に逢い、作品を完成させていく2人の時間は、間違いなく特別で。
もともと彼女に憧れていた“僕”が、彼女にますます惹かれていくのは、言うまでもなく。
彼が告白をしようと決めたときは、つい、“頑張れ”なんて応援してしまいました。
そして、告白といえば、の王道な展開を予想外の展開に繋げていたのは、素敵で切なすぎる。
2人が夜にしか逢っていなかった理由には、納得させられました。
最後、2人の時間は形となり、彼女の言葉で残されて。
“僕”に渡された物語は、彼女のラブレターでもあるのかな、と感じました。