海の魔法、君の跡、そして僕だけが

青春・恋愛

レモン奏ト/著
海の魔法、君の跡、そして僕だけが
作品番号
1707563
最終更新
2023/09/24
総文字数
103,438
ページ数
5ページ
ステータス
完結
いいね数
0
ランクイン履歴

青春・恋愛40位(2023/09/30)

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青春・恋愛40位(2023/09/30)

 僕が恋をした人は、声を失っていた。

 僕が恋をした人は、熱に触れられなかった。

 僕が恋をした人は、簡単に会える人ではなかった。

     それでも僕は君に恋をする。


 制限のある世界で通じ合う僕達の世界は、いつだって触れ合うことが出来ない。

 触れ合ってしまえば、傷つけあってしまうから。


 同じ世界で生きてゆくことは危険なことだから。

 だから僕達は今日も、同じ時間を共有するんだ――。
あらすじ
 大学生の優太が出会ったのは、兄のタワーマンションに住んでいる美少女、天海美月。

 声を失っている美月の保護者である中条は、優太を美月に近づかさせないようにするが、優太は想いは募るばかりだった。

 近づきたくとも身分も違えば、手話を話すことができない優太は、美月と距離を縮めることは出来ない。
 それでも優太は諦めることなく、美月の世界へ飛び込んでゆく。だがある日、美月の秘密を知ってしまい──。

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