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 天国か地獄かもわからない意識の中で、わたしはこんなことを考えていた。

 もしも自分自身のことを、人間以外のものに例えるとしたらなに?

 と誰かに聞かれたならば、わたしは迷うことなく、『信号機』と答えるだろう。

 チカチカと、時折自分の身体が点滅しているような感覚に襲われることがある。

 もうすぐ赤に変わって、わたしの世界だけが止まってしまいそうな、そんな感覚に。

 点滅し出した青信号に、もう後戻りは許されない。「待って」や「やめて」と頼み込んだって、赤になるカウントダウンは、どう足掻いたって止まらない。

 ただひたすらに、いつ何時(なんどき)赤に変わるかわからない信号機でいる時間を過ごしていると、時折狂いそうになる。

 だったら自ら赤になった方が楽なのかな、とかも思ったりして、どんどんといけない方向へ考えが傾いていく。

 死んだらどうなるんだろう?
 天国や地獄は本当にあるのかな。
 あの世に逝ったら、幸せに暮らせるの?

 それは妄想上でしか出ぬ答え。死後の世界のことなんて、死んだ者にしか知り得ない。

 だったらもう死んでしまいたい。

 たまにそう、思うけれど。

 やだよ、やだ。まだ生きたい。

 って、これが本音の中の本音なんだ。