「ええ!わたくしは、東雲様のすべてを知りたいと思っていますの」
「そうか。それでは、特別に見せてやろう」
玻玖のその言葉に、期待を膨らませ目を輝かせる乙葉。
和葉はというと、唖然として玻玖を見上げていた。
そんな和葉に、玻玖は囁く。
「和葉、すまない。俺もお前をずっと騙していた」
「…え……?」
玻玖の突然の告白に、驚いて小さく声を漏らす和葉。
すると玻玖は、普段から外すことのない狐の面をゆっくりと剥ぎ取った。
間近で見る玻玖の美しい横顔。
その素顔に、もちろん乙葉も見惚れて立ち尽くしていた。
しかし、ここでなにかが変だと気づく和葉。
なぜなら、玻玖の銀髪が徐々に伸びていき――。
いきなり髪が立ち上がったと思ったら、玻玖の頭にはまるで獣のような尖った大きな耳。
「そうか。それでは、特別に見せてやろう」
玻玖のその言葉に、期待を膨らませ目を輝かせる乙葉。
和葉はというと、唖然として玻玖を見上げていた。
そんな和葉に、玻玖は囁く。
「和葉、すまない。俺もお前をずっと騙していた」
「…え……?」
玻玖の突然の告白に、驚いて小さく声を漏らす和葉。
すると玻玖は、普段から外すことのない狐の面をゆっくりと剥ぎ取った。
間近で見る玻玖の美しい横顔。
その素顔に、もちろん乙葉も見惚れて立ち尽くしていた。
しかし、ここでなにかが変だと気づく和葉。
なぜなら、玻玖の銀髪が徐々に伸びていき――。
いきなり髪が立ち上がったと思ったら、玻玖の頭にはまるで獣のような尖った大きな耳。