それらの呪術を扱う者のことを『呪術師(じゅじゅつし)』と呼ぶ。


日本で初めて呪術を使うことができたのは弥生時代の卑弥呼とされており、卑弥呼の血筋から偶発的に呪術師が誕生したと言われている。


そして、平安時代には人知れず呪術師の存在は確認されていたと、当時の文献にも記載がある。


室町時代以降、俗にいう戦国時代には、呪術を用いて呪術師は戦の勝敗に大きな影響力を与えたとされる。


江戸時代にもなれば、呪術や呪術師の存在は一般庶民の知識にも浸透するほどに。


陰の存在であった過去とは違い、呪術師は今や時代を担う上で欠かすことができない存在。

そのため、呪術師は世間から優遇され、その能力の高さによって財力が決まるとされている。


そんな呪術の血筋を絶やさないために、代々優秀な呪術家系同士で結婚し、後世へと呪術を繋いできたのだ。