薫からの年賀状の返信が皆の元に届くよりも前に、冬休みが終わった。 神修へ戻る前にダメ元で「これからも通わなきゃ駄目?」と禄輪に尋ねたけれど、全てを見透かしたような目で笑った禄輪に「皆と仲良くなれば、楽しくなるよ」と送り出された。 始業祭のあと教室の中で案の定宙一に「頼むよ芽、宿題見せて!」と泣き疲れた。 「芽じゃないし、見せない」 「あれ、薫か。なら薫! 宿題見せて!」 腰に抱きついてきた宙一の顔面をグイグイと押しのけ顔を顰める。 遅れて嬉々と芽が教室へ入ってきて、三学期が幕開けた。