言祝ぎの子 参 ー国立神役修詞高等学校ー



二人は顔を見合せて笑った。


「僕、たくさん勉強する。そしたら薫が泣かなくてもいいように、なるでしょ? 僕がずっとずっと、守ってあげるからね」


小指を差し出した芽に少し戸惑った薫。芽は薫の手を取って無理やり小指を絡めた。



「約束だよ」



そしてその次の年の春、芽は神修の初等部へ入学した。