──約束したじゃない、あの子達を懲らしめたら、またすぐに代わってくれるって……

「……ふふふっ……あはははっ」

私はようやく声を上げて笑った。

「あら、気づいてないとでも?アンタが私を怖がって、体を貸すのを嫌がるようになってから、もう10年以上よね……ずっと待ってたの。アンタが困りに困って、私に仕方なく頼るのを……ねぇ、もうアンタの出番はもう終わったのよ」


──そんなっ……真実ちゃん、お願いっ……

鏡の中の私が大粒の涙を流しながら、私に向かって懇願している。

「あはは、泣かないで。私達はこれからも二人で一人。なんでも二人で仲良く分け合って助けあって生きてくの。だから……これからもよろしくね」

私は鏡の中で震えている(真実)に、にっこり微笑んだ。






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