「えっ、おばちゃん晩飯食ってっていーの!?」

「俺肉がいい!」


そう身を乗り出したふたりに、嘉正くんの手刀が落ちる。


「お前らは少し自重しろ」

「ふふ、お肉ね。じゃあ庭でバーベキューにしよっか!」


やったぁ!と喜ぶふたりに、嘉正くんは頭を抱える。


「恵理、みこちゃん、手伝ってもらっていい?」


ちらりとみんなの様子を見ると、「こっちは任せて」とばかりに胸を叩く。

よろしくね、と小さく手を合わせて「はい!」と頷いた。