その日の消灯後、私たちはいつも通り鶴吉さんの部屋に集まって昼間の調べ物についてみんなで情報交換しながら進捗を確認していた。
「今日も進捗なし、か」
亀世さんのその一言にみんなは息を吐く。
慶賀くんは唸り声を上げてバタンと後ろに倒れた。
「もう無理、腹減ったー……」
「さっき夕飯食べたばっかりでしょ?」
「夜中って腹減るんだよ!」
壁にかけられた時計を見あげると、ちょうど夜中の1時を過ぎた所だった。
「明日の分担箇所確認したら、解散にしようか」
「聖仁さん、その前に休憩にして!」
「はいはい、じゃあちょっと休憩ね」
やった!と慶賀くんは大きく伸びをした。
「あ、そういや僕の冷蔵庫にサイダーあるよ。重曹で作ったやつ。あとチョコパイも。ちょうど人数分くらいは残ってるかも」
「マジ!?」
来光くんの言葉に目の色を変えて飛び起きる。
料理が得意な来光くんは、厨房の片隅に自分専用の冷蔵庫を置いている。壊れた冷凍庫らしいけど、冷蔵庫としては使えるので厨房のおばさん達から譲り受けたんだとか。
よくデザートを作っては、慶賀くんと泰紀くんの二人に食べられていた。



