「二人で巫寿ちゃんに、基礎練習のやり方教えてあげて」

「聖仁! 私は!?」

「瑞祥はこれから俺と奉納舞の練習だから駄目だよ。二人に任せれば大丈夫だから」


くそぅ、と唇を尖らせた瑞祥さんは「後で喋ろうな」と私の頭をぐしゃぐしゃと撫でると聖仁さんについて行った。