「というわけで、まずは準備だね。神饌用の米、酒、塩、水と三宝代わりになるお皿、あと折りたたみのテーブルがあればいいかな。はい、集めてきて」

「えっ俺らが?」

「薫先生、ここの原因分かってたんじゃねぇのかよ!」

「事前に見に来た訳じゃないんだし、来る前に分かるんけないでしょ。ほらブゥブゥ文句言ってたらスーパー閉まるよ。あははっ」


行った行った、と手を振る薫先生に横暴だ!と噛み付く慶賀くん。

ほら行くよ、と嘉正くんに促されて悔しそうに歩き出した。