あの暗闇の先に出会った光の君と

青春・恋愛

有山実羽/著
あの暗闇の先に出会った光の君と
作品番号
1692960
最終更新
2023/04/16
総文字数
22,188
ページ数
25ページ
ステータス
未完結
いいね数
0

あの日、俺の暗闇の毎日の中で君と出会った。


「ねぇ....人が生きていることの意味教えてあげよっか?.....」

「うん.....」

「生きている意味はね.....」


俺の耳元でそっと教えてくれた。

あの日、君は俺に生きていることの意味を教えてくれた。

肩身が狭くて行きずらかった僕に希望の光を与えてくれた。

人生なんてつまらない。憂鬱な人生を送っていた俺に生きる理由を教えてくれた。

弱かった俺を強くしてくれた。

それに....今まで『楽しい』『嬉しい』『悲しい』などの喜怒哀楽な感情を持ったことがなかった俺に、感情というものを持たせてくれた。


干からびていた俺の心に、水を与えてくれた。

あの病室で、君に出会えたのは紛れもない奇跡だったんだ。

少しずつ、変わっていけたのは君がいたからなんだ。


人間らしさを失っていた俺に、希望を与えてくれたのは間違いなく君だった。


だから、今度は僕が君を助ける番なんだ。

君を救い出してあげる.....
 
『君は俺の一等星』なんだ。


   

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