
作品番号 1692960
最終更新 2023/04/16
あの日、俺の暗闇の毎日の中で君と出会った。
「ねぇ....人が生きていることの意味教えてあげよっか?.....」
「うん.....」
「生きている意味はね.....」
俺の耳元でそっと教えてくれた。
あの日、君は俺に生きていることの意味を教えてくれた。
肩身が狭くて行きずらかった僕に希望の光を与えてくれた。
人生なんてつまらない。憂鬱な人生を送っていた俺に生きる理由を教えてくれた。
弱かった俺を強くしてくれた。
それに....今まで『楽しい』『嬉しい』『悲しい』などの喜怒哀楽な感情を持ったことがなかった俺に、感情というものを持たせてくれた。
干からびていた俺の心に、水を与えてくれた。
あの病室で、君に出会えたのは紛れもない奇跡だったんだ。
少しずつ、変わっていけたのは君がいたからなんだ。
人間らしさを失っていた俺に、希望を与えてくれたのは間違いなく君だった。
だから、今度は僕が君を助ける番なんだ。
君を救い出してあげる.....
『君は俺の一等星』なんだ。
人生落ちこぼれ御曹司
小坂燈空
×
心臓病を患う一般人
高橋希心
- あらすじ
- 家族に愛されずに育った高校2年生の燈空。家にいるのが肩身が狭くて家を飛び出したところを交通事故に遭い全治四ヶ月の怪我となった。すぐに自分を自虐してしまう燈空だったが一つ年下の希心とで会う。彼女との出会いにより少しずつ変わっていく燈空。しかし、希心には辛い過去が....真反対の性格の2人が出会ったことに動き出した大きな歯車。互いに成長し合う2人の純愛物語