でも、3回繰り返して分かったことがある。
 一つ、夜空はプレッシャーに弱い。少し横から力を加えるとすぐ折れてしまうシャー芯の様に。細く、脆く、折れると直らない。
 二つ、夜空を恨む人が多いこと。彼女の性格上、敵が多いのだ。上から目線、気真面目な行動、だから、『黒い彼岸花』なんて言われてるのだ。
 これも、線路から突き落とされて、もう一回。その後も、いじめで自殺、通り魔、交通事故、アナフィラキシーショック…
 もう何回『あの朝』をやったか分からない。

(やばい…頭がバグりそう…)

 全ての事件事故に居合わせてしまったので、どうしても忘れられない。枯れかけの金盞花が揺れる。