そんな中でも、夜空の死を受け止めきれず乾いた日々の真ん中にいた。それから、時は早々と過ぎていき、いつの間にか俺は夜空が笑う遺影を見つめて、葬儀に参加していた。
 皆、泣いていた。真昼は、お姉ちゃん、お姉ちゃん、とずっと夜空を呼んでいた…大声で泣きながら………兄貴も、やはり僕が背中をちゃんと押せていれば良かったんだな…ごめんね、と謝りながら花を添えていた。夜空の友人も、その人の家族も皆揃っているようで、一人一人が弔いの言葉を掛けていた。