私は、あのラブホテルに隆介と二人で学校をサボって行ったことがある。
理由は、隆介の父親と尚子の不倫現場をスマホに抑えるためだ。
見てくれだけは良い、隆介の父と尚子は高校の同級生で当時交際していた。尚子が、神田家が隣にこしてきた時に、私に内緒ね、と囁きながら話したことを思いだす。一也の医師の肩書きに目が眩んで結婚してからも、関係は続いていたのだろう。
(隣同士に住むなんて、どういう神経してんのよ)
二人の禁断の関係に気づいたのは、3ヶ月前。尚子がシャワーを浴びている時に何気に鳴ったスマホのラインのメッセージを見てしまったのだ。
『尚子愛してるよ、あの場所で13時』
そのメッセージを読んでから、尚子へのいつまでたっても、母親よりも女でいたがる性質への嫌悪感は、急速に膨れ上がっていった。
「居なくなればいいのに」
結婚すれば、女は子供を産み、女であることよりも、良き母親でありたいと思うのが普通ではないのだろうか?ましてや娘をライバル視するなんて異常だ。
「吐き気がする」
一也に尚子の不貞をリークしようと思っていたところに、あんな制度が解禁され、尚子には、今3人も夫がいる。
私は、3人の時の家族写真の中の母を睨みつけた。
理由は、隆介の父親と尚子の不倫現場をスマホに抑えるためだ。
見てくれだけは良い、隆介の父と尚子は高校の同級生で当時交際していた。尚子が、神田家が隣にこしてきた時に、私に内緒ね、と囁きながら話したことを思いだす。一也の医師の肩書きに目が眩んで結婚してからも、関係は続いていたのだろう。
(隣同士に住むなんて、どういう神経してんのよ)
二人の禁断の関係に気づいたのは、3ヶ月前。尚子がシャワーを浴びている時に何気に鳴ったスマホのラインのメッセージを見てしまったのだ。
『尚子愛してるよ、あの場所で13時』
そのメッセージを読んでから、尚子へのいつまでたっても、母親よりも女でいたがる性質への嫌悪感は、急速に膨れ上がっていった。
「居なくなればいいのに」
結婚すれば、女は子供を産み、女であることよりも、良き母親でありたいと思うのが普通ではないのだろうか?ましてや娘をライバル視するなんて異常だ。
「吐き気がする」
一也に尚子の不貞をリークしようと思っていたところに、あんな制度が解禁され、尚子には、今3人も夫がいる。
私は、3人の時の家族写真の中の母を睨みつけた。