「病めるときも、健やかなる時も、憑かれた時も、互いを愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
駿介が、キャソックに身を包み、俺たちに誓いを問う。
「はい、誓います」
「はい、誓います」
俺たちは顔を見合わせて、永遠の誓いのキスをした。
ーーーー永遠なんてモノがあるのかわからない。
でも、俺は、出会ってから、ずっと砂月が好きだ。俺は、永遠に砂月が好きだと胸を張って言える。砂月を、永遠に好きでいることなら、俺は何度だって誓える。
何度だって永遠に。
祝福の薔薇の花びらが、シャワーのように降り注ぎ、チャペルの鐘が俺達の未来を約束するように鳴り響く。
ーーーー俺と砂月は、晴れて夫婦となった。