工藤は、基本、食事も寝泊まりも公園でしている。寂れた公園の茂みの奥には、数十の段ボール作りの住処が並んでおり、何処にも居場所の無い世の中から忘れ去られた人間達が集っている。
ようやく公園に辿り着き、自分の住処に向かう途中、木の下に転がってる男が、声をかけてきた。
「おーい、工藤、後で飲みかけの酒、見つけたから持ってくな」
同時期にホームレスとなり、此処で出会った、浜田賢太だ。
浜田は、下戸でいつも酒を拾えば、工藤に差し入れてくれる。工藤は、ニヤッと笑って、手を挙げた。
「久しぶりの酒にありつけるなんてな、後で、昨日、居酒屋の裏のゴミ箱から拾った、焼き鳥もってくから」
浜田も、こちらに向かって手を挙げた。
ようやく公園に辿り着き、自分の住処に向かう途中、木の下に転がってる男が、声をかけてきた。
「おーい、工藤、後で飲みかけの酒、見つけたから持ってくな」
同時期にホームレスとなり、此処で出会った、浜田賢太だ。
浜田は、下戸でいつも酒を拾えば、工藤に差し入れてくれる。工藤は、ニヤッと笑って、手を挙げた。
「久しぶりの酒にありつけるなんてな、後で、昨日、居酒屋の裏のゴミ箱から拾った、焼き鳥もってくから」
浜田も、こちらに向かって手を挙げた。