「とりあえず今日はもう終わりだ。他の生徒も机を片付けなさい」 はーい、と慣れた様子で片付けを始めた部員たち。慣れているだけあってその手際は驚く程に良い。 「片付けた者から帰寮、なお慶賀と亀世は残って私とここの修理に務めること!」 「ええー、まだ巫寿の部活見学終わってないのに」 「文句を言える立場かお前はっ」 ちぇ、と唇をすぼめた慶賀くんに小さく手を合わせ私たちは調薬室を後にした。