二人は私が夕飯を食べ終わるまで一緒にいてくれて、共用スペースで別れる際には明日は一緒に登校しようと誘ってくれた。


まだまだ分からないことだらけ。知らない場所で知り合いもいない。

不安しか無かった行き道も、二人のおかげで心強かった。


知り合ってまもない私に、親切にしてくれる二人の存在はとても頼もしかった。



部屋に戻ってると、事前に私物をまとめて送ったダンボールからパジャマを引っ張り出した。

着替えながら襖に畳んで置いてある布団を引っ張り出して敷く。


思っていた以上に疲れていたらしく、直ぐに瞼は落ちた。