コンテナが置かれた倉庫の一件は、原因不明の爆発であるとあっさり報じられただけで終わった。
その事については、雪弥はナンバー1に報告した。
怨鬼の一族だという戦闘集団に、蒼緋蔵家の次男だろうという感じで唐突に殺し合いを持ちかけられた。いい迷惑を被ったと言ったら、ナンバー1は首を捻りながらも少し安心した様子で笑っていた。
『それでも、お前は決めたんだろう?』
『……まぁ、そうですね。距離を置いていても変わらず迷惑を被るくらいなら、僕が関わるようになったって、今と変わらないかな、て』
素直になれなくて、もごもごとそう伝えた。ナンバー1は深くは尋ねてこなくて、引き続き軍艦あたりの事は調査しておくと言ってくれた。
今回の、護衛という名の変わった任務。
初日に〝鬼〟から始まって、最後も〝鬼〟で終わった一連の全てについては、雪弥は話さなかった。どう伝えればいいのか分からなかったし、エージェントとは関係がない。
その事については、雪弥はナンバー1に報告した。
怨鬼の一族だという戦闘集団に、蒼緋蔵家の次男だろうという感じで唐突に殺し合いを持ちかけられた。いい迷惑を被ったと言ったら、ナンバー1は首を捻りながらも少し安心した様子で笑っていた。
『それでも、お前は決めたんだろう?』
『……まぁ、そうですね。距離を置いていても変わらず迷惑を被るくらいなら、僕が関わるようになったって、今と変わらないかな、て』
素直になれなくて、もごもごとそう伝えた。ナンバー1は深くは尋ねてこなくて、引き続き軍艦あたりの事は調査しておくと言ってくれた。
今回の、護衛という名の変わった任務。
初日に〝鬼〟から始まって、最後も〝鬼〟で終わった一連の全てについては、雪弥は話さなかった。どう伝えればいいのか分からなかったし、エージェントとは関係がない。