私は、はぁ、とため息をついた。 眠っている間に嫌なことを思い出してしまった。 それを紛らわすために布団から起き上がる。 熱も下がったし、買い物行こうかな。 冷蔵庫には水が一本あるだけだった。食欲はないけれど、後のことを考えると何かあった方がいい気もする。 片づけの続きは帰ってからやればいいか。 軽く髪を整えて上着を羽織り、私は家の外に出た。