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 ここまで書けたということは、中学校生活が本当に終わったということだろう。

 やっと終わってよかったという気持ちと前に進まなければいけないという気持ちが今の僕にはある。

 一年前の僕というのは本当に(つたな)く、幼く、弱い人間だとこれを読んで改めて思い知らされた。

 この青春には、続きがあると言えば、昔の僕や皆さんはどんな反応をするのだろうか。

 青春なんてないと言ったじゃないかと怒られそうだが、この青春に続きはある。

 しかし、ちゃんと決めたことは変わらない。

 《傷付けない・傷付かない》は、今もきちんと守っている。上手くやれている。

 さて、青春の続きは、まだ中学生の頃の物語だ。高校生になる前の、暗く、幼く、それでも光を求めて前へ進もうとする少年のとある春の物語がもうすぐ、始まるよ。

 長い冬は終わった──

 ──The end of a long winter

 The arrival of spring──

 ──春の訪れと共に。

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 『青春の罪と罰1.5 ─The arrival of spring─』に続く。投稿をお楽しみに!