中学二年生の夏休み。

 一週間で終わらせた宿題のせいで、暇を持て余していた。

 ゲームをしても、テレビを見ても心が満たされることはなかった。

 なにかが足りない。

 結局、自室に(こも)り、ギターを弾く。

 ゲームをするより、テレビや漫画をみるより、ギターを弾いているほうが自分自身をだせている感じがあった。

 この時も今も弾いている曲は90年代のバンドの曲。

 当時は、本当にそのバンドが大好きだった。

 そして、たまに小学校の頃の友人たちと遊ぶ。

 彼らとは、古本屋に行ってもう中学二年生だというのにトレカで遊んだり、ソシャゲで通信対戦をしたりしていた。

 それは傷付いた僕の心を幾分か楽にしてくれて、年齢なんて関係なく自分のしたい事をしていいと言ってくれているようだった。

 彼らとは僕は未だに仲が良く、今も遊んでいる。

 夏休みはどうせ、暇だろうと思っていた。

 何もなくただ生きているだけの生活を歩むと思っていた。

 だけど、そんな生活を遊び心が変えてくれた。

 心の底から感謝するよ。

 僕の友達になってくれてありがとう。