「たださ、新菜のことよく思ってない女子が増えたと思うんだよね。アタシはそこが心配」
「ひな子、ありがと。大丈夫だよ、こうやって髪を金髪にして、そしたらみんなの態度が変わったのも事実だし、始めから良くなんて思われてなかったんだから」
「新菜、でもさ……」
「大丈夫だよ。新菜に何かあったら俺の責任だ。そこはしっかり守るから」
「……蒼生くん」
『守るから』
蒼生くんの言葉にドキッとしてしまう。
「……」
それは本当の言葉じゃないと、偽物の彼女に向けての言葉と、わかっていても。
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