「この写真を蒼生から託されたとき、蒼生はまたSSFの活動をしてほしいんじゃないかって思ったんだ」

「SSFを……」

「そこには安達がいることが絶対だと思った」

「翔太……」

 蒼生くんは人の悩みを解決したい。そうずっと言っていた。

 それは自分の罪を償うだけじゃない。

 蒼生くんのミッションを解決した後の、あの嬉しそうな顔、充実感、それをすごく感じていた。

 心から、本能で、人の悩みを解決するということを喜んでいた。

 ――――そんな人だった。