「この半年間、SSFの活動は楽しかったよ。でもそれは、みんながいたからだ。俺1人じゃ何も出来なかった。それぞれ個性の違う、1人1人力の違うみんなが集まってできたSSFの活動だ」

「蒼生っ! SSFは無くならない! でもそこに蒼生がいなければ駄目なんだ!」

 翔太の叫びに、みんなが泣き出していた。

 半年……短い時間だった。

 それでも、蒼生くんはみんなの……私の光になっていた。

 ドン!
 
 突然、大きな音が聞こえた。

「なんだ今の」

「すごい揺れた気がするけど……」

「なんか爆発音みたいな……」

 みんなが慌てて屋上のドアへ駆け寄ると、扉から煙が見えた。