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　あれから何日が経っただろうか……。

　今回のこと、私がターゲットだということについて、SSFのみんなが触れてくることはなかった。

　私はそっとカバンから、あの手紙を取り出した。ターゲットに送る手紙。ワープロ文字で書かれた“相談事承ります”というメッセージ。

　この手紙を受け取るのは２回目だ。

　相談したいことがあれば、指定された場所へ行く。それがSSFの決まりだった。

　でも、今回はその場所も何も書かれていない。SSFのメンバーから何か言われることもない。

　これはきっと、私に考える時間を与えているんだって思った。

　でも、考えても、考えても、ママと話し合いをする気持ちにも、和解する気持ちにもなれなかった。

　あの日からずっと、ママと口を利くことも、顔をまともに合わせることもしないまま……。

　もし、私が次のミッションのターゲットとして確実になったら、いったい蒼生くんはどんなふうに私とママを仲直りさせようとするんだろう……。