「蒼生くんの気持ちはわかったよ。でも、そんなに焦らなくたっていいと思う」 「……新菜にもっと早く出会っていたら、よかったな」 「蒼生くん……」 そっと、蒼生くんの唇が重なった。 静かな部屋に遠く聴こえる車の走行音は、速まる鼓動さえも震わして。 それさえも心地いいと思えてしまうほどの、優しいキス。 蒼生くんの優しいキスが、首筋に落ちた。 ピクッと反応した腕は、蒼生くんの背中をきつく抱きしめた。 繰り返す吐息に胸の鼓動がさらに速まる。熱情。