「蒼生くんの気持ちはわかったよ。でも、そんなに焦らなくたっていいと思う」
「……新菜にもっと早く出会っていたら、よかったな」
「蒼生くん……」
そっと、蒼生くんの唇が重なった。
静かな部屋に遠く聴こえる車の走行音は、速まる鼓動さえも震わして。
それさえも心地いいと思えてしまうほどの、優しいキス。
蒼生くんの優しいキスが、首筋に落ちた。
ピクッと反応した腕は、蒼生くんの背中をきつく抱きしめた。
繰り返す吐息に胸の鼓動がさらに速まる。熱情。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…