なぜかは自分でもよくわからないけれど、とにかく知られたくなかった。

 私が松尾のことを……好……き……ということを……。


 ……でも……明日からどうしよう……。

 松尾と同じクラスということは、松尾と同じ教室……。

 松尾と同じ教室ということは……松尾と毎日顔を合わせるということ……。

 ……どうしよう……。

 これから毎日こんな疲労を感じなくてはいけないのか……。

 ……これから先が思いやられる……。

 あぁ~……。


 ……そうだ……。

 ……クラス……変更できないのかな……?

 私はそんなことを思ってしまった……。