この気持ちを、この涙を落ち着けるように、いつものようにテレビをつけた。

 変わらないはずの番組は、いつものような明るい声も音楽もそこにはなかった。

 なんとなく慌ただしく感じる画面の中、そこには『速報』と赤い文字で書かれたテロップが映っていた。