「美耶、一緒にご飯食べる?」

「うん! あ、でもうち何もないや」

「たまには、どっか食べに行くか」

「……スーパー寄ってく」

「ん? スーパー? いいけど」

 不思議そうに返事をする律の腕にしがみついた。

 どこかで食べるより、2人家でのんびりしたいよ。そう言いかけて、やめた。


「アイスも買って帰ろうね」

「アイス~?」