「それから服装をはじめ、外見を気にする必要はないと思いますが、こればかりは山形さんの気持ち次第です。異性の私では言い辛いかもしれませんが、もし総務ではなく秘書の仕事に合わせたいと思われるのでしたら、協力しますよ」

「秘書に……合わせる……そ、そうですよね。対外的なこともありますし、もう少し華やかにすべきかもしれませんね」

「私は今のままでも良いと思いますが、変わるのもいいかもしれません」

山形さんが迷っているのを感じて、話を進める。

「そうとなれば、今日は特に急ぎの仕事はないので、このまま杉田さんとデパートへ行ってください。杉田さんにもお店の方にも話は通しておくので」

「え?」

何を言われているのか、理解が追いつかないのだろう。山形さんはひたすら狼狽えている。