会話が落ち着き。
 ゆったりとくつろいで座っている。


「そうだ」


 そのとき。

 青野くんが何かを思い出したように言った。


「俺たち友達にならない?」


 青野くんの突然の言葉に。
 驚き過ぎて声が出なかった。


「そうだ、そうしよう。俺たち友達になろう」


 そう言った青野くんの表情は。
 目をキラキラと輝かせて言っているように見えた。


 そんな青野くんに少し戸惑っていた。


「どうしたの?」


 私が無言だから。
 青野くんは少し心配になったのか。
 私の顔を覗き込んできた。

 なので顔が近いっ‼


「もしかして……嫌……?」


 え……?


「俺と友達になること」


 えっ⁉


「ねぇ、そうなの?」


 えっ⁉ えっ⁉


「ねぇ、どうなの?」


 えっ⁉ えっ⁉ えっ⁉

 青野くんっ。
 私、そんなこと一言も言っていないよっ⁉


「そんなことないよっ。
 ただ少しびっくりしただけで……」


 本当にびっくりしたから……。