「そういえば草野くんは何か部活はやっているの?」
「うん、園芸部に入ってるよ」
「園芸部……?」
「うん。楽しいよ園芸部。きれいな草花たちに囲まれると、とても幸せな気分になれるんだ」
僕は花咲さんに園芸部は楽しくて幸せな部活ということを胸を躍らせながら話した。
「……いいな……園芸部……」
「うん、すごくいいよ、園芸部」
「草野くん」
「うん?」
「私も入りたいな、園芸部」
「花咲さん」
「入ってもいい?」
「うん‼ 大歓迎だよ‼」
僕は花咲さんが園芸部に入りたいと言ってくれて嬉しかった。
「本当?」
「うん、もちろんだよ。園芸部のみんなも新しい仲間が増えるって大喜びするよ」
新しい仲間が増える‼ すごく嬉しい‼
「嬉しい。ありがとう、草野くん」
花咲さんは、とても喜んでいた。
そんな花咲さんを見ていると僕も嬉しくなった。
「ようこそ園芸部へ、花咲さん」
園芸部でもよろしく、花咲さん。
「……加恋」
「え……?」