高校一年の春、桜の季節。
同じ図書委員になった月ヶ瀬ひかり。

教室ではいつもたくさんの友達の中にいるのに、
図書室だとちょっとわがままで、あっけらかんとしていて、
まっすぐで、なんともつかみどころのない君。

今までだれにも打ち明けてこなかった、
僕の秘密と、君の悩み。
正反対だと思っていた君のことが、
いつのまにか放っておけなくなっていた。

これは、図書室を舞台にした君と僕の物語。